脳内会議議事録

混沌とした19歳男児の脳内

「言います。俺、実は…」ー高専キャリア BisDesAcademyー

今回のBusiness-Design-Labテーマは「人の心・記憶に残るアイデアとは?」。オンラインのイベントなどに参加する機会が増え、それに伴い自己紹介をする場面が増えた。しかし、自分が相手の記憶に残るような自己紹介をできているかと言われたら「はい、できてます!」とは素直に答えられない。今回はそれに悩む自分にぴったりのテーマの講座だった。

人の記憶に焼き付く情報とは?

僕は大体、オンラインの場などで自己紹介をするとき「僕は沼津高専機械科のほっぴーです。あ、高専っていうのは五年間で専門分野を…」というありきたりな話で始めてしまう。これでは結局僕がどういう存在なのか一生懸命伝えても、相手に覚えててもらえるのはせいぜいほっぴーという奇抜なニックネームだけだろう。
講座によると、「意外性がある」「感情に訴える」「物語性がある」と人は記憶に焼き付きやすいらしい。

意外性がある

「9月1日に高専機構が全教員向けのオンラインカンファレンスをやる」という内容に興味を持ってもらえる見出しをつけるとしたらどんな見出しがいいだろうか?という例題。僕は素直に「9月1日、高専機構が防災に向け動き出す」という見出しを考えた。
講師のりゅーかん先生が作った見出しはこうだ。

「9月1日、全国の高専が一斉休校!」

これはもう、休みを切実に求める全国の高専生はこの事実に狂喜乱舞するだろうし、Twitterで拡散されること間違いなしだろう。
このように、内容を伝える際に意外性を持たせると相手には覚えてもらいやすいらしい。

好奇心の「隙間理論」

先程の意外性による注目をさらに際立たせる要素として、相手の好奇心をかき立てることがいいらしい。
疑問や(大胆な)仮説の提示→知識と事実や合理の穴埋め→答え合わせの手順で話を展開するといいという。

たしかに、言われてみると「僕ってこう見えるんですけど実はこうで…」という自己紹介を聞くとそのギャップが頭に残りやすく、その人のことを覚えやすいと自分でも感じる機会が多いし、皆さんにもあると思う。

物語性がある

数字や事実をただ並べるのではなく、感情的な物語で相手の感情を動かすと記憶に残りやすいらしい。
深イイ話などのバラエティー番組で放送されていたことをよく覚えていたりするのも、ホラー映像の記憶をなかなか忘れられないのも感情に強く訴えかけてるからと考えたら納得できる。

以上の三点をもとに、人の記憶に残りやすい自己紹介を考えてみる。

「言います。俺、実は…」

実のことを言うと、僕は高専の機械科に通っているが機械系の勉強をしたくて入ったわけではない。本当は高専で電子制御系の学科に入り、ロボットやプログラミングの勉強をしたかった。しかし志望学科に落ち、機械科に入ることとなった。志望学科に落ちたショックで、1年半ほど特にやりたいこともなく空虚な日々を過ごしていた。
転機は3年のプログラミングの授業。スピードが速く全然理解できなかった。プログラミングやりたくて来た高専で、プログラミングがわからないまま終わりたくないと奮起し、独学で勉強することを決意した。今現在Web関係の勉強を精力的に行い、自分の作りたいものの完成に向け進んでいる。

講座を受けた感想

今回の内容は自己紹介に限らず、プレゼンやアイデアを考え、世に出す時にとても参考になる内容だなと感じた。
自分の自己紹介を何段もグレードアップできたので、これからオンラインイベントに参加するときも堂々と発表できる自信がついた。